「通しほぞ」
昔っからやっていることですが、最近ではこれはとても貴重な大工の技となっているようです。
柱を下の土台に差し込みますが、この差し込みのホゾのというものの長さを長くしています。90㎜の長さで土台に差し込むと、それだけで垂直に立ちます。
最近の建築現場でよく見かけるのは、45㎜の長さのホゾ。
これは私にとってはただ差し込む位置を定位置にしたというだけと思ってしまいます。
ホゾは長く差し込むから木組みの強さが出るのであって、金物でとめるから大丈夫というものではないと思います。
穴の工夫もあります。
土台の穴は下まで貫通。貫通させると、穴の中は通風があり、いつも乾燥する。だから木は傷まないということになります。
下の写真、結構圧巻でしょ??
ホゾが長いことはとても大切なのです。
これは昔も今からも永遠に変えない!大工だったらやはりこうしなきゃねー。
コメント