建築工事・・・特に大工工事のひと手間は見えないけど、後々の施工精度となって結果が出る物が多くあります。
その一つ「窓台・まぐさ欠き」
窓台、まぐさとは以下の部位です。
柱に欠き込みがあり、そこに窓台、まぐさが接続されているのがわかりますよね。
最近、これはトレンドではなくなっています。
欠き込みせずにビスでとめるだけ。
大工の私としては「それはいかんでしょ」というものですが、欠きこむだけでコストはかさみます。大工手間が増えますもの。
でもこれをやることで窓のサッシが歪まない、建具が歪まない確率が大きく下がります。
小さなことだけど譲れない所。
実際のリノベーションの現場写真。左上に注目。字が小さかったね~。
古い柱に新しい材が接続。リノベーションの楽しさと難しさはここにあります。
このひと手間が大切とだけ知っておいてください。
もちろん新築現場でも同様にしています。
最近はめっきり減ってしまった窓台・まぐさ欠き。
やり通さないとね。
追記
新しい材料として柱は杉、筋交いは桧、間柱は杉を使用したお客様宅です。