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和のデザイン その1

先日ぶらっと遠征へ。
息抜きの時間を三か月に一度は取ろうと決めています。普段は会社と家の往復オンリーだからね、そういう時間も必要さ。
この宿、絶品でした。日本の伝統建築の設えが至る所に。
築100年が経とうとしている古民家。
ガラス障子で外と中を一体化★
これって日本人の素晴らしい知恵だと思います。外にいても中にいる、中にいても外にいるという感触は何とも風情があります。
中庭になってましたが、この中庭の空間が小ぶりでいいんだよなぁ。

これはフロント。連子格子から外を見る。ちらりと見える外灯がとても効いています。この木製格子の間隔が微妙な間合いを生み出します。
京都町屋の連子格子はもっと細かい。

繊細という表現がマッチしているかどうかはわかりませんが、京都に行かれたことがある方はこの格子よりももっと細かな格子を見ているはずです。

これもフロント玄関を上がったところから見ていますが、ガラスに反射する灯りがいいな。奥のスリガラス障子も腰板とあいまっていい感じ。
日本の伝統建築は中でもない、外でもない、曖昧な空間を演出するのがたいへん優れています。
そこに格子を付けて、一線を引く。
格子は太陽光の陽射しが通ると、陰影をつくります。
日本人はこの格子の陰影も楽しんでいるとわかります。
陽射しを活用するのですから、天の恵みを活かすという考え方になります。

人工的な壁紙の美より光彩を放っていると私は思いますが、皆さんはいかがですか?
この丸窓も効いているよねー。うっとり★竹に藤のツルを巻いています。藤弦巻と言います。枠の木材も細い物を曲げわっばのように曲げたもの。竹の間隔、一部短く・・・洒脱さ。

日本人のルーツが古民家にはあるよ★

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