このジャズジャケットを見てください。
カップルのバックに絵画、書棚、壁のライン、天井のラインが直線で出ています。
そして右横は一本垂直ラインを太く描き、あたかも写真が切れているような感じがありますが、女性の足がすらりと伸びているのが見えます。
この部分のレッドとイエローの配色がまた目を引き付ける。
直線なら直線で縦横をまとめる。
モノクロだけど、そこにポイントで色を仕切っていれることでリアルに感じる。
これが1950年代のアメリカの豊かさの底力といつも思いながらこのジャケットは見ています。
建物は当時の文化住宅と言われたもの。日本でも昭和30年代半ばから40年代半ばまでよく建てられたデザインです。
奥行を感じる写真の校正は見事。
書棚にある本が何か気になりますしね~。
美しいものを見ていると、美しいかどうかがわかるようになる。
いいものを見ることは人生を豊かにします。そういう家をつくっていきたいと思っていますよー。
コメント