私の年代以上の方は分譲住宅が買ってはいけないとよくおっしゃいます。
それは30年40年前の分譲住宅のイメージが染み付いているからだと思います。
当時は確かにひどいものがいっぱいあります。
基礎屋の手抜き、大工仕事のショートカット、安かろう悪かろうの素材…歪んでいる家などいっぱいあって、シロアリが発生するのも当たり前と言う分譲住宅がたくさんありましたねぇ。
今は弊社は不動産事業部がありますが、分譲住宅を希望される方を実際の建物にご案内したりしています。これがレベルが高いんですよ!
建物は床下と天井裏を除けば一発回答!でわかります。この床下…非のつけようがありませんよ。なぜなら基礎のコンクリート、きれいですよね。ダメな基礎はこんな風・・・
コンクリートで被覆するはずの鉄筋までの距離=かぶり厚さがなくなって鉄筋が早く錆びてしまいます。
こういうことがまずないということだけでも分譲住宅の進化です。
そして木材と断熱。
ちゃんと受け材で断熱をしっかりと受けています。土台と基礎との間の基礎パッキンもちゃんとやってあり、通風はばっちり。床下が絶えず換気されるので、シロアリの被害はまず来ない。
床を支える鋼製束もちゃんと配列されている。青、赤の給排水配管もばっちり。白いのはガス管だよ。
分譲住宅だから×は誤り。ただ安かろう分譲住宅は職人への単価を下げているので、??が出てくる。それなりの金額をした、それなりの営業担当がいる分譲住宅会社はしっかりしています。私が大工の頃、たくさん見た悲劇的な分譲住宅はほとんどなくなったと思います。だからね、固定観念を一度外して見てみるのはいいと思います。注文住宅オンリーでこだわってやってきた私でさえ、そういう思考に転換させてくれた最近の分譲住宅。舐めてはいけないですよー。
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