ジャズのヴィンテージレコードをけっこうな数で持っていますが、ジャケットとビニールの魅力は計り知れず。
中のビニールがなくてもジャケットだけで買いたくもなる、それがジャズの奥行きって私は勝手に思ってます、笑。
ナット・ピアース・バンド【イージースイング】
ジャケットのかわいい少女とはちょっと違うイメージの内容ですが、このジャケット見ただけで期待しちゃいますよね!
Jacketの三方がこの写真のように少し盛り上がっています。
これを額縁ジャケットといいます。
ジャケットの周りに額縁を回したような感じになるので、額縁ジャケットと呼びます。
ジャケットには厚紙と薄紙の2種類があります。下の写真は厚紙ジャケットになります。このジャケットの紙の厚みは持ったときに非常に質の良さを感じたり悪さを感じたりします。米国製のジャケットは厚紙が多く、欧州勢はペラペラのジャケットです。日本の国内盤も薄紙でちょっともったいないんですがね。
レコードは必ずビニールに入っていますが、この袋のことをインナースリーブといいます。
下の写真のスリーブはライスペーパーと言うスリーブです。
普通のビニール製だと静電気が起きて、レコード本体にほこりが付着するため、ライスペーパーと言う静電気防止のペーパーを使っています。
古いレコードは大半がこれです。今は見ません。
そしてレコード本体。
レコードの真ん中にはセンターレーベルと言うレコード会社オリジナルのラベルが貼ってあります。ヴィンテージの古いレコードはこのセンターレーベルの周りに溝があります。これを深溝と言っています。英語表記でディープグループ。オークションなんかで見かける表記はDG。
この深溝があるかどうかはオリジナル版かどうかの基準でもあるので、中古レコード販売店は必ず記載しています。
下の写真はレコードのターンテーブルに引っ掛けるための穴の拡大写真。
レコードをターンテーブルに置く時にセンターレベルにこのような擦り傷がつきます。
これをリングウェアといいます。別名ヒゲとも言ってます。
これがたくさんあると相当聞き込まれたレコードと言うことで価値が若干下がります。
ヴィンテージレコードでこのリングウェアがほとんどないものがたまにあります。
これはほとんど聞かれていないと言うものなので新品同様と言う事ですね。こんなことをずっと見てるとジャズにはまっていきます。
ジャケット、ビニール1つで色々と思いを巡らす。こういうのも楽しみの1つです。
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