こんな質問はしょっちゅう頂きます~。それは誰でも思うこと、仕方ないよね。
築50年ほど経過したこの建物の下見板張りの壁。
下見板とはこんな形状を言います。
近くで見るとこんな風です。
もっと近くで見ると・・・
塗装なし、吹き曝し、そして50年以上経過。腐っていない。
木は湿気をずっとストックする状態にあると腐朽菌が発生して腐っていきます。
ということは、湿気をストックしない状態があれば、相当な年月維持できるのですよ。
この下見板、雨が当たってもやめば乾きます。
風が通るから湿気飛びます。ただ色はこのように灰色になります。
灰色になったのは、日焼けと思ってください。
日焼けして炭化しているので、水が浸入しにくくなっているのですよ。
倉敷の美観地域の外壁の板は表面は炭です。
炭化しています。炭化すると水を弾きます。
つまり湿気が溜まらない構造ということ。
シロアリも来ないです。
ウッドデッキが腐っているのをよく見ますが、やり方を知らないからそうなる。
私たちはひと手間以上かけたウッドデッキ施工するので、劣化も遅くなります。
湿気が溜まらない作り方をすればいいだけのこと。
ひと手間必要だけどね。
昔の棟梁はこういうことは全て知っていたのです★
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