リフォーム検討しているお客様からこんな写真が届きました。
水栓交換のための寸法どりをしてくださいました。
本来は我々が出向きチェックすべきところを、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも一緒にやる!しっかりやる!という覚悟を充満させてくれるので、こういうこともありかなと思います。
建築の仕事は芸術的、創造的と思われがちですが、大半は既製品があり、寸法があり、デザインと機能性、耐久性などを検証し、ものを選択し、それをどうやって取り付けてというものが多いのです。
すなわち既製品を現況に合わせることが可能なのかどうかということが多いのです。
水栓一つ、寸法があります。使い方によっては無理な場合だったり、今までついていた湯と水の配管寸法が合わなかったりします。
合わせるような部材もある。
そうやって完成まで持っていくのです。
カタログをよく見る、取り付け条件を知る、これが建築では大切な仕事になります。
まだ若かりし頃ですが、下請けばかりの仕事の時、必死になってカタログを舐めるように見ていました。
それは元請けの仕事をいただいたら提案がしたかったからです。その時の陰の努力のおかげで、依頼いただいた時は提案魔になっていました😅
理にかなった提案ですよ。
美しさ、機能性、メーカーのメンテナンス体制、耐久性など色々と考えてご提案してきました。
今でも変わりません。大工の仕事の質は見えないところで決まる。そこを一番力を入れる。
それでいいですが、モノには様々な要素がある。
高ければいいというものでもなく、お客様の表情を思い浮かべてご提案するのはとても楽しいですよ(^ ^)
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