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基礎養生からの基礎天端プラスマイナス0仕上げへ

立上りの型枠を設置して生コン打設した建替え現場。
急激な乾燥をふせぐために養生をしています。
この暑い時期の施工はひと手間ふた手間かかるのでたいへん。

基礎天端レベルまでしっかり施工されている。OK。

アンカーボルトの高さと位置を固定するためのアンカーセットもOK。右に見える長いボルトはホールダウン金物という引き抜き防止のボルト。

ここから型枠を外して天端検査です。天端プラスマイナス0で仕上げる。
プラスマイナス0で仕上がった基礎の上に、よく乾燥した木材を載せると・・・自然と水平に。
水平なところに柱を建てると・・・自然と垂直に。
この基礎の高さプラスマイナス0の実現だけで、完成した後のメンテナンスがとても楽なんですよ。
サッシの鍵が固いとかドアが引っかかるとか壁の入り隅が変な風になっているとか・・・

壁の隅っこがこんな風になっているのを見たことがありませんか?

これ、基礎をプラスマイナス0にしたころから、この症状はほぼなくなっています。
完全には無くなりませんが、基礎に起因していることも多いです。

最近は集成材ばかり使っているこの業界。こういうことを発生させないために集成材を使ったりしている。無垢材を使うとひと手間必要だし、職人の技量もいる。

楽な道を選択するのではなく、王道を行かないと。施工で勝つ。

知識に基づいた技術がなかったら工務店とは言えないぞー。

家をつくる人たちは製造業です。営業先行が当たり前の時代ですが、その中できらりと光っていたいものです。

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