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25年前の私たちの施工

今日お会いしたお客様から、このブログをよく見てくださっていると言うのを聞いて緊張してしまいましたぞ(^。^)

たわいもないことを本音で書いているだけですが、真っ向正直、本心本音でに書いてますので、お付き合い下さいませ。

築25年を経過するお住まいの大きな増改築工事をしていますが、既存の外壁をめくると…

筋交い金物。バッチリ!正しいビスの使い方。当時はまだこのような金物が出て間もない頃であり、様々な種類の金物を取捨選択しているような時期でした。タナカの金物は今では最もメジャーなものと言って良いでしょうかね。筋交金物の後ろにチラッと見える既存の床はサワラの38ミリ材。サワラはヒノキ科の種類で水に強く、桶などに昔はたくさん使われた材。最近は中国製に押されて桶屋さんは壊滅状態…文化がなくなっちゃうよ。

通し柱と土台を緊結するホールダウン金物。これもちゃんと正しい位置に施工されている。hこの金物は基礎から立ち上げるので、位置が間違えていると納まらないのです。位置が間違えていても修正できるような金物も最近は現れてびっくりだよ。にちゃんとやればいいのにっていつも思います。

柱と土台を緊結する柱金物。これも施工要項書通りにダブル打ち。

筋交はヒノキ3寸×1寸5分材。今も同じですよん。通し柱は4寸5分角ヒノキ。良いね‼️

改めて我々がやった施工を見るとちゃんとやってるじゃないか〜!と思います。

やはり見えないところがとにかく大事だとまた教えていただいたようです。

私たちが建てたお住まいじゃない家を直すときに、どうしてこんなことやってやるの?と言う場面にしばしば遭遇する時があります。当時工事を担当した人に対する?がいっぱい出てくるのです。この仕事は次の世代、そのまだ次の世代が同じ場面に遭遇する仕事。後ろ指さされない仕事をすることが使命とも言えるよ。

法隆寺の五重塔等は、後世の人たちが見たときにすばらしいと誰もが思う。そういう風であるべき。

心を戒めてしっかりやってきたいと思います。

現場が全ての原点だねー。

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