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元と末

木には「元」と「末」という言葉があります。

 
末口8寸の丸太!とオーダーしますが、8寸というサイズはここのサイズを言います★

 
上の伐採したての木は元口1.2m・・・尺間法で言うと、元口4尺となります。末口はだんだんと細くなるので元口より小さくなります。
丸太の時は元と末がわかりますが、製材して四角になるとわからない大工がいる。
最近は集成材ばかり触っているので、全く知らない大工が大工と言っているのが「ちょっと待てよー」と言いたくなります(笑)
さて下の桧の柱(カット品ですが)、柱だから垂直に立てます。
どっちが下に来るか、わかりますか?

ヒントは木の節。木の枝の生え方をよーく見るとわかるよ。アンサーは明日以降で(笑)
柱だけでなく、筋交い、間柱なども全て基本に忠実に立てる。
木は生えていた向きに立ててあげないと、バランスが崩れるのは誰でもわかるよね。
「本末転倒」という言葉がありますが、「本」は「もと」=「元」この言葉は木の文化を成熟させてきた日本人が木の扱い方から作ったのかなと思う私です。
 
 
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