木製の格子、フェンスはしばしば見かけますが、劣化が早い作りをしているものを散見します。
劣化の速度を遅くするための一工夫で随分と長持ち度が変わります。
先日伺ったオーナー様邸のベランダの格子。下の黄色い〇に注目。
拡大すると・・・
たったこれだけのことでものすごく長持ち。シンプルです。木の個性、心を少し理解してあげるとこんなことは造作もありません。
木を力づくで従わせようとしてはいけません。人工的な薬を塗ったりしても自然の摂理には勝てませんもの。
先人たちはこういうことを当たり前のように知っていました。木の気持ちをこっそりと理解してあげて、そのように工夫してあげること。
こういうことをやりながら日本人は木の文化を大昔から培ってきたのです。大工ならではの工夫はこういうところにあるのですよ★
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