不動産の物件でしばしば現地に行って調査をする私ですが、外観からだけでもわかることがたくさんあり、外観から中を想定をします。
外観は当時作った業者の施工品質のレベルがわかるので、外を見ればなんかもすぐわかると言う考え方ですが、これが結構当たってるんです。この間見に行った物件でこれを見つけました。
これは建物の基礎が大きく割れてしまってるんです。おそらく隣に造成したブロックと基礎を鉄筋でつないだために土の圧力がかかってひび割れが入ったものだと想定できます。
建物の基礎と外回りで造成する擁壁やコンクリートブロックをつないでしまうとこういうことが起きます。
とても安易な方法で、当時の施工は楽だったと思います。楽=手抜きと誰でも思っちゃうよね(笑)
昔々・・・基礎屋のオヤジさんが施主様のいる前で「適当にやっておくから任せや~」と言ったんです。
施主様から「適当ってどういうこと??」と私に言われまして・・・そのオヤジさんはガチガチの職人で腕利き。
変なことなどはしない人ですが、言葉一つで誤解を生むタイプ。
適当とは悪い言葉ではなく、ちゃんと的を得ているということ。
その一言から施主様が基礎を見張るようにチェック。
ばっちりでしたが。
日本語は難しいですねー。
今回の物件ですが、物件販売を委託された不動産会社は、この辺をしっかり調査して情報を出すべきですが、こういうところは変わってないですね。
物件資料というものに抜けもままある。
後出しになる。
良いことではないね。
売り物になってしまって、大きなお金を投じて購入し、そこに人が住むものと言うことが後回しになっている気がします。
自分がここに暮らすんだったらと思ったらすぐわかるんだけどね。
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