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山で半年以上寝かせた希少な“自然乾燥材”がお家の構造を支えています

前回、「3つのこだわり」の中でご紹介した自然素材へのこだわりは、「on・new うえやま建設が創業以来もっとも大切にしてきた要素です。今回は、そうした自然素材の中でも根幹となる「木材」のお話です。

「on・new うえやま建設」では構造材には無垢の天然木を使用していますが、実は木材の乾燥方法にも色々な種類があることをご存知でしょうか。私たちが使用しているのは、奥三河の杉や檜を使った自然乾燥材と呼ばれる希少価値のある天然木材です。

今でこそ希少価値のある木材となっていますが、たとえば400年の歴史を持つ国宝犬山城の天守閣。ここで使われているのは「自然乾燥材」です。400年もの間、建造物として保たれる木材。小さく切り分けた木材を接着剤で組んだ「集成材」で実現できるでしょうか。

無垢の木の乾燥方法には、自然乾燥の他にもうひとつ方法があります。一般的に使われているのは、機械によって乾燥させた「人工乾燥材」。伐採された木材を120度の高熱の窯で急激に乾燥させる方法です。通常、一週間から10日ほどで出荷されます。

一方、「自然乾燥材」はその名の通り、自然の力で乾燥させるもの。山の中で切った木材を葉を付けたままの状態で3〜4ヶ月間寝かし、葉から水分を放出させてゆっくり乾燥させていきます。これを“葉枯らし乾燥”といいます。

葉枯らしを行うことでフェノール成分が作られ、カビや腐りに強い木材になります。色や艶、香りも良くなり、加工後の反りや狂いが生じにくくなるのも利点です。

伐採後、半年以上寝かして、十分乾燥した状態でようやく出荷。選びぬかれた自然乾燥材が「on・new うえやま建設」の家の構造材となり、皆さまの大切なお家を支えています。

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