名古屋芸術大学デザイン専攻を卒業した小山。現在はイベントチラシのデザインも手がけていますが、入社してまず担当したのは現場監督の仕事でした。
「まずは家づくりのことをイチから覚えていかなければと。先輩社員の指導を受けて工程管理を覚えたり、建築現場で職人さんから色々教えてもらう毎日をおくりました」
今までデザイン関係の世界で生きてきただけに、慣れない仕事に苦労もあったといいますが、家づくりの流れをひと通り覚えたところで、チラシのデザインとともに新しい業務に挑戦することになります。3Dを駆使した建築CADソフト「アーキトレンド」を使って、住宅の立体モデルを作成する業務です。
「簡単な設計図面から精巧なお家の立体モデルを作成して、どんなお家が完成するか、お客さまに具体的なイメージを描いていただけます。パソコンやタブレット上で家の中を自由に歩き回ってもらうこともできるんです」
小山にとって建築ソフトに取り組むのは初めての経験でしたが、講習に通ってソフトの使い方をマスターし、先月には手描きの図面からお客さまにご提案する立体モデルを作成する“実戦デビュー”も果たしました。
現在、3Dソフトで作成する立体モデルはお客さまへのご提案用という役割ですが、将来的には小山が作成した立体モデルを元に現場で職人さんが作業を進められるようにもなっていく可能性があります。
「構造計算もできるソフトですので、ゆくゆくは建築士の資格を取得して、本格的に設計が出来るようになれたらと思っています」
さらに、代表の植山からは、デザインのセンスを活かして「on・new うえやま建設」オリジナル建具などの商品開発も手がけていってもらいたいという期待も寄せられています。
自分の能力を最大限に発揮できる「居場所」を得た小山。今後の活躍が楽しみです。
コメント